
素材の表情、手に伝わる重さ、
古き良きものを大切に受け継ぐという選択。
お気に入りのアクセサリーがさらに愛おしい存在となりますように。
このアイテムは、ディレクター 英里・リストリが世界中を旅する中で、
ADER.bijouxの大ぶりなアクセサリーを安心して持ち運べるジュエリーボックスが欲しいと思ったことをきっかけに生まれました。
こだわったのはADER.bijouxの古きよきものを大切にしたいというスピリット。

2025年夏。
灼熱の中、英里・リストリは群馬県桐生市へ。
ジュエリーボックスを製作するとなったときに思い浮かんだのが以前出会った桐生織。
工場の歴史ある倉庫で、今では再現できないとされている桐生の美しい織物を探す旅。
眠っているデッドストックの生地に新たに息を吹き込みました。

完成までの道のりは決して簡単ではありませんでした。
ADER.bijouxのアクセサリーはボリュームのあるデザインも多く、
バランスやサイズに試行錯誤。
いままでのアクセサリーのサイズを細かく測り、大きすぎず小さすぎずぴったり収まるようなサイズ感。
決まった使い方でなく、使う人に合わせることのできる自由さ。
日常に溶け込むことのできるようなデザインと安全に持ち運べる安心感とのバランス。
それらが合わさってできたのがこのジュエリーボックスです。

1990年製の生地を使用。
「ほぐしプリント」と言い、縦糸の段階でプリントをしてその後、整織する今では不可能なテクニックで作られた生地をポリエステルの転写プリントの技法を使い表現したもの。横糸にラメ糸を入れて、光沢と張り感を表現しています。
1960年代製の生地を使用。
「ほぐしプリント」と言い、縦糸の段階でプリントをしてその後、整織する今では不可能なテクニックで作られた生地。60年代の古いもので、シルクならではの光沢感も魅力です。
2010年製の生地を使用。
突っ切りジャガードといい、縦糸(柄部分)をカットして表情を出すテクニックを使用した生地。比較的新しい年代の生地ではありますが、デザイナーが模様の美しさにほれ込みセレクトしました。
1980年代製の生地を使用。
風通ジャガードと言い、桐生産地の伝統技術の一つ。二重の生地を裏表に現すことで柄を表現する縦横二重織で繊細な柄を表現した生地です。
1980年代製の生地を使用。
先染めジャガードに、生地の表面に光沢を与えるチンツー加工を施して生地に光沢を出したもの。上品なツヤとハリ感が特徴的です。
今回選んだ5種類の桐生織の生地には、それぞれに異なる背景と物語があります。
柄に惹かれても、技法に心を留めても。
選ぶ理由は、あなたの感性のままで。
ジュエリーを「しまう」行為を、特別なひとときに。
